【発煙筒】火薬式とLED式のメリット・デメリットを使用経験者が解説します

発煙筒-火薬式とLED式のメリット・デメリット




皆さんこんにちわ、発煙筒使用経験者のコームズ(@koumuzuch)です。

 

万が一事故があった場合、使用することになる「発煙筒」。

みなさんは、発煙筒って「火薬式」「LED式」の2種類存在するの知っていましたか?

今回は「火薬式発煙筒」「LED式発煙筒」両方を使用した私が、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しますね。

 

「火薬式発煙筒」と「LED式発煙筒」の違い

発煙筒-火薬式とLED式

 

「火薬式発煙筒」と「LED式発煙筒」の1番の違いは、「発光方式」です。

  • 火薬式発煙筒=マッチの要領で点火し、発光する
  • LED式発煙筒=懐中電灯の容量で使用し、発光する
コームズ
がつくか、電気がつくかの違いですね~

この2つの「発光方式」の違いが、それぞれのメリット・デメリットにつながってくるんです。

 

「火薬式発煙筒」のメリット・デメリット

発煙筒写真

マッチの要領で使用する「火薬式発煙筒」のメリットとデメリットをそれぞれまとめますね。まずはメリットからです。

「火薬式発煙筒」のメリット

「火薬式発煙筒」のメリットがこちら

「火薬式発煙筒」のメリット
  • 使用時、後方からの視認可能距離が長い
  • 光だけでなく煙でも後続車へアピールできる
  • 着火後、車の後ろに置くときに楽

 

コームズ
視認可能距離=「お、光ってんな」と確認できる距離の事です♪

視認可能距離が長ければ、より後ろから「何かあったんだな?」と確認できるので、安全ですよね。

ちなみに、「火薬式発煙筒」の視認可能距離は『昼:600m / 夜:2,000m』なんですって!(参考:日本保安炎筒工業会)これについてはLED式と比較して後述しますが、すごい距離ですよ♪

また、機械式ではないので取り扱いがとても楽なのもメリットです。

例えば事故が起きた場合、車の後方に発光した発煙筒を置くことになるんですが、そこまでの道のりが安全とは限りませんよね?

そんな時「火薬式発煙筒」なら『ポイッ』と投げてしまっても壊れません♪

 

コームズ
発煙筒を置きに行って事故に・・・

なんてシャレにならない事態が避けられそうですね

 

「火薬式発煙筒」のデメリット

続いて「火薬式発煙筒」のデメリットをご紹介します。

「火薬式発煙筒」のデメリット
  • 「製造から4年間」という使用期限あり
  • 「水濡れ」に弱い
  • 吸湿すると着火できない場合がある
  • 雨の日に使用する際、着火場所に困る
  • 豪雨の場合、消えてしまう可能性あり
  • 燃焼時間が5分程度と短い
基本的にはとにかく「水・湿気に弱い」です。

発煙筒を実際に使用して分かりましたが、発煙筒は少量の雨ならまだしも、豪雨や水たまりに入ってしまうと「着火後の場合でも消える」んですよ。

さらに、私が実際に使用して思ったのが

コームズ
「あれ?『火薬式発煙筒』って、雨の日はどうやって着火させるの?車の中で?ケムい!無理無理!!」

という事。

雨でビチャビチャになりながら、屋外へ発煙筒をつけに行き、付かない or 消えてしまうなんて悲しいですよね。

これが解決しないと、雨の日が不安過ぎて外に出れません。

 

 

「LED式発煙筒」のメリット・デメリット

LED式発煙筒

ここからは「LED式発煙筒」のメリット・デメリットをご紹介します。

 

「LED式発煙筒」のメリット

「LED式発煙筒」のメリットがこちら

「LED式発煙筒」のメリット
  • 使用期限は無く、電池交換で半永久的に使用可能
  • 点灯時間が長い(電池の続く限り)
  • 雨が降っていても簡単に発光させる事が可能
  • 水濡れ・吸湿を気にする必要はほとんどない

 

「火薬式発煙筒」の場合、『製造から【4年間】という消費期限』がありますが、LED式発煙筒には消費期限はありません。

電池交換のみで半永久的に使用が可能なので、使用方法によっては経済的♪

そして、点灯時間が長いのもメリットです。「火薬式発煙筒」の発火時間が約5分なのに対し、「LED式発煙筒」は電池の続く限り頑張ってくれますw

発煙筒使用時に雨が降っている場合、「火薬式発煙筒」だと【社内でつけるわけにはいかない・かといって外で雨に濡らしてしまうと着火できない】というジレンマがあります。

これが「LED式発煙筒」の場合、外が雨でも【社内でつけれる・雨が降っててもつけれる】という感じで、取り回しがとっても楽々なんです♪

さらに、保存する際にも水濡れや吸湿を気にする必要もないのです。これはGoodですね~。

 

「LED式発煙筒」のデメリット

続いて「LED式発煙筒」のデメリットをご紹介します。

「LED式発煙筒」のデメリット
  • 「火薬式発煙筒」に比べ、後方からの視認可能距離が短い
  • 電池交換のタイミングが分かりづらい
  • 電気式の為、『ポイッ』と投げたり雑には扱えない

「火薬式発煙筒」の視認距離は『昼:600m / 夜:2,000m』なのに対し、「LED式発煙筒」は『昼:記載無し / 夜:200m』となっています。

コームズ
「LED式」は「火薬式」に比べて視認距離は10分の1なんですね~

どれ位の視認性なのか気になった私は、実際に日中「LED式発煙筒」をつけてみました。

▼日中の「LED式発煙筒」視認性確認

LED式発煙筒-日中の視認性
コームズ
こ、これ後ろの車から見えるの!?

「明るい昼の間は見えづらい」というのは本当でした。

同じようなレビュー・情報も多々ありましたし、これはデメリットですね~。

 

ちなみに、「火薬式発煙筒」の日中視認性がこちら

▼「火薬式発煙筒」の日中視認性

火薬式発煙筒-日中の視認性
コームズ
明るさが全然違う!
回りが暗く見えますが、「LED式発煙筒」と同じ日の日中です。

火薬式発煙筒の光が強すぎて周りの光量が落ちてしまったので、暗く見えているかもしれません。

 

さらに、電池交換のタイミングは、チェックしてみないと分かりません。これはズボラな私にはチョット厳しいかな~、、、

 

 

「火薬式発煙筒」と「LED式発煙筒」の比較

「火薬式発煙筒」と「LED式発煙筒」のメリット・デメリットが出そろったので、両者の比較表を簡単に作成しますね。

「火薬式発煙筒」と「LED式発煙筒」の比較表

これを見ると、「火薬式発煙筒」より「LED式発煙筒」の方が優れているようにも見えるんですが・・・

コームズ
「LED式発煙筒」は、一番重要な視認性が悪いじゃん!

そうなんです。残念ながら視認性が悪いLED式発煙筒。いざという時の装備としてはちょっと心もとない・・・

という事で、心配性の私は「火薬式発煙筒」と「LED式発煙筒」の2台体制をおススメします♪

これなら両者のマイナスポイントを補えますからね。

 

 

コームズまとめ

  • 「火薬式発煙筒」は視認距離が長く、雨に弱い
  • 「LED式発煙筒」は視認距離が短く、雨に強い
  • 一番重要な視認距離が短い「LED式発煙筒」は使用しづらい
  • どちらもメリット・デメリットがあるので、2台体制が安心

いかがだったでしょうか。

「2台持つのはお金がもったいない」と思う人も多いと思います。

そういう人は、使用期限が過ぎた「火薬式発煙筒」を持っておいて、新しく「LED式発煙筒」を購入することで対処するのもオススメです。どうせ買わなきゃいけませんしねw

ちなみに、私は発煙筒の着火練習に『使用期限が過ぎた発煙筒』を使用してみましたが、問題なく使用できましたよ♪

その時の記事はこちらです。

 

(使用期限が過ぎた発煙だけ持っているのは良くありませんから、あくまで予備としてということをお忘れなく。)

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。それではまた。

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