皆さんこんにちわ、富山在住ブロガーのコームズです。
色んな地域の「方言」や「しきたり」って面白いですよね♪
私は出身地ではない「富山県で生活」しているんですが、色々カルチャーショックがありましたw
そこで今回は、私が初めて聞いて分からなかった「富山県の方言」をご紹介しますね♪
皆さんはいくつわかるでしょうか!?
目次
【富山弁】初めて聞いて分かったら凄い!富山県の方言
私が「初めて聞いた時は分からなかった富山弁」の中から、『レベル順に7つ(+α)ご紹介』したいと思います。
さあ皆さんは いくつ分かるでしょうか!?
私の独断と偏見でレベル分けした「富山弁」をご紹介します。
【富山弁】レベル1 :ゆきよかし
これは何となくイメージが湧きやすいですよね。答えは「雪かき」です。
皆さんの「こんなの分かるよ!」という声が聞こえてきますw
何故「ゆきよかし」なんでしょう?
私が地元の人に聞いた時の回答はこんな感じでした。
【よかす(どかす)】が「ゆきよかし」の語源。
富山は雪が結構積もるから【かく】ってレベルを超えちゃうんです。
雪を【よかす(どかす)】しかないから「ゆきよかし」って言うんですよ。
実際に富山で生活してみて、【よかす(どかす)】に納得しましたw
特に2018年の雪は酷かったですね!
朝会社に行ったら、雪で会社の敷地に入れないんですもん。
富山県が全国ニュースの話題に挙がる数少ない機会でしたw
もう笑うしかありませんよw
【富山弁】レベル2 :かきやま
なんだか分かりますか?ヒントは食べ物です。
はい。これは標準語ではおかきです。
ちなみに富山県ではかきやま=標準語だと思っている方が殆ど(少なくとも私の周りの方)です。
「それ、富山弁ですよ」
と言うと結構面白い反応が返って来ますよ。
あ、言う人を選んだほうがいいと思いますけどねw
【富山弁】レベル3 :だら
これはあまりいい言葉ではないかもしれませんが、
標準語では「バカ、アホ」みたいな意味ですね。
ただ、ニュアンスとしては冷たい感じではなく、全くしょうがないなーみたいな感じで使う事が殆どです。
もしあなたが「このだらぶつが!」と言われたら、愛のある言い方だと思いましょうw
突き放したような表現ではありませんからね.
【富山弁】レベル4:だいてやる・だいてやっちゃ
初めて言われた方は「えっ!?」とびっくりしますよね。
しかもこれは男性から男性に言われることもしばしば。
背筋がぞわーっとした方、ご安心ください。漢字で「抱いてやる」とは違います。
正解は「(ご飯なんかを)おごります」という意味です。
地元の方になぜ【だいてやる・だいてやっちゃ】と言うのか聞いてみると、
この言葉は、(お金を)出してやる→なまって【だいてやる】というそうです。
ちなみに、【だいてやっちゃ】の語尾【っちゃ】は富山弁では頻繁に使われている語尾なんです。
もし皆さんが【だいてやる】と言われたら、びっくりせずに「ありがとうございます。」と答えてあげてください。
【富山弁】レベル5:つかえん
いきなり「つかえん」と言われたら。「え!?そんなに役に立たないですか?」と悲しくなりますよね。
安心してください。決してそういう意味ではありません。
これは、「気にすることない(差し支えない)」という意味なんです。
差し支えないが転じて出来た方言なのでしょう。
例えば、食事代を相手に出してもらった時
「ごちそうさまでした。ありがとうございます。」
「つかえんちゃ」
といった具合に使用します。これを使える人ってカッコイイですよね。
【富山弁】レベル6:かたがっとる
私は仕事中に「それ、かたがっとらん?」と言われ「はい?」と思わず聞き返した経験があります。
だって意味が全く分からないんですからw
普通の暮らしの中でも、例えばカレンダーを貼るときなんかに使いますね。
はい。正解は「傾いてる」です。
聞けばなるほど!という感じですよねw
でも私は最初全然わかりませんでした。
地元の人は逆に「傾いている」という言葉が出てこないそうです。
【富山弁】レベルMAX:きのどくな
私が富山県で生活するようになって、一番わからなかったのがこの【きのどくな】という言葉です。
一般的に「気の毒な」と言えば、「かわいそうに・同情するよ」みたいになぐさめの言葉として使用しますよね?
でも富山県ではこんな使い方をします。
「(お客様がこられて)お茶どうぞ~」
「あら~、きのどくな」
『え!?!?』
初めて言われたときは、なぜお茶を出して同情される!?と面食らったのを覚えていますw
そろそろ正解発表します。これは「ありがとう」という意味で使用されます。
いやいや、全然つながりがわからないよ!と思ってこれも地元の方に聞いてみましたが、
「もともと使ってるし、語源なんかようわからんわ」と言われましたw
確かに地元の方にとってはそれが普通ですもんね。
色々調べてみると、こんな変換がされているようです。
「こんなことをさせてしまって申し訳ない(相手を気の毒に思う)≒ありがとう」
なるほど、相手を気の毒に思う気持ちが転じて「ありがとう」という意味として使用するようになったんですね。
【富山弁】番外編:なーん
富山県で生活すると、本当によく耳にする言葉が「なーん」です。
語尾の「ちゃ・やちゃ」と同じとまではいきませんが、本当によく耳にしますね。
どういう意味かというと、「いいえ・全然」といった否定の意味で使用します。
あくまで軽〜い否定で使用し、決して強い意味はありません。
例えば先程の「つかえん」と合わせて使用すると、
「ごちそうさまでした。ありがとうございます。」
「なーん、つかえんつかえん」=「全然、気にしないで気にしないで」
といった感じですね。
話の流れで意味はわかりやすいのですが、富山県の方が老若男女問わず使用頻度の非常に高い言葉ですね。
コームズまとめ
- 方言はその土地独特のもので、聞いたり語源を調べるとなかなか面白い!
いかがだったでしょうか。
皆さんは今回ご紹介した方言わかりましたか?私は最初1つもわかりませんでしたw
方言ってその土地の中で生まれた文化みたいなものなので、
県外から来た人間にとっては非常に新鮮で色々勉強させてもらったのを覚えていますw
ちなみに、どこでもそうだと思いますが、最近の若い人があまり使用しない方言なんかもあるんですよね。
言葉ってほんとに面白いと思わせてくれた富山弁に、今では感謝しています。
その土地特有の言葉を大切にしたいと感じさせられる今日このごろでした。
それではまた。