皆さんこんにちわ、ストレージ大好きコームズ(@koumuzuch)です。
Mac・Windows問わず、「ストレージの容量」って不足しがちですよね。

そこで登場するのがポータブルSSD(ソリッドステートドライブ)です。
SSDは「軽量・薄型で持ち運びが便利」「爆速転送速度」を持ち、HDDと比べて壊れづらいんです!
という事で今回は『おすすめの【外付けSSD(ソリッドステートドライブ)】「ポータブルタイプ編」』をご紹介します。
目次
【SSD(ソリッドステートドライブ)】「ポータブルタイプ」の基礎知識
【SSD(ソリッドステートドライブ)】「ポータブルタイプ」は、外部ストレージ端末の1つです。
役割としてはHDDと同じなので、よく比較されますね。
ただ、仕組みや特徴はかなり違いがあるんですよ!
という事で、まずは知っておくと良い「SSDの基礎知識」を「HDD」と比較して簡単に紹介しますね♪

SSD(ソリッドステートドライブ)の仕組み
SSDの仕組みは「SDカードやUSBとほぼ同じ」なんです!
このSSDの仕組みをHDDと比較するとこうなります。
【SSD(ソリッドステートドライブ)】の仕組み
『半導体のフラッシュメモリーを使用し、電気的にデータの読み書きを行う』
『ディスク(ブラッタ)を高速回転させ、針(磁気ヘッド)が動いてデータの読み書きを行う』

このSSDとHDDの「仕組みの違い」が、SSDのメリットにつながります。
【SSD(ソリッドステートドライブ)】のメリットとデメリット
SSDとHDDの「仕組みの違い」から生まれる「SSDのメリット・デメリット」がこちら。
SSDのメリット
- 動く所(パーツ)が無いので「低電力で 振動・衝撃に強い」
- 電気的に動くので「読み込み・書き込みスピードが圧倒的に早い」
SSDのデメリット
- データ容量当たりの単価が高い
- 書き込める量に制限がある※
- 長期間書き換えが無いと、自然放電によってデータ消失の可能性※がある

え!?『書き込める量に制限あり』とか『データ消失』とか怖すぎ!じゃない?

そう思いますよね。
でも、関係があるのは「アホみたいなデータ量を何度も書き換える場合」場合です。
だから、さほど気にする必要はないと思いますよ。
気にする必要がないと言われても気になりますよねw
一応根拠がありますので、ココからちょっと小難しい説明をしますね。
SSDデータの書き込み制限量に関する説明
SSDへの書き込める量の制限=TBW(Terabytes Written)という指標で示されます。
このTBWを元に「Samsung 860 EVO」というSSDを例に説明しますね。
Samsung 860 EVOへの書き込み制限量
- 500GB版のTBW=300TB(SSDの容量の600倍)
300TBってアホみたいなデータ量じゃないですか?
しかも、TBW量を超えても書き込みは一応できるんです。
これ、もはやあまり気にする必要ありませんよねw
SSDデータの消失可能性に関する説明
SSDの『自然放電によるデータ消失の可能性』につても説明しますね。
米国の半導体技術協会(JEDEC)のSSD製品規格ではこう決まっているそうです。
米国 半導体技術協会のSSD製品規格
データ保持規格:通常の環境において、データは最低でも52週間は保持されること
※TBW量をほとんど使いきった状態のSSDにも適用される規格です
参考ページURL https://chimolog.co/bto-ssd-tbw/#TBW-2

限界ギリギリのSSDでも、通電しないで約1年間データを保持できるって事ですね♪
これなら通常使用に問題なさそうじゃありませんか?
という事で、SSDの事実上デメリットは「データ容量当たりの単価が高い」という事だけですね。

「やっぱり不安だな・・・」と思われる方・外部ストレージの使用頻度がとっても低い方は、SSDよりもデータ消失の危険が少ないHDDを検討されるといいですよ。
こちらのページにおすすめのHDDをまとめていますので、参考にしてみて下さい。
おすすめの【PC用 外付けSSD(ソリッドステートドライブ)】「ポータブルタイプ編」
前置きが長くなってすいませんでした。
ここからおすすめの【ポータブルタイプの外付けSSD(ソリッドステートドライブ)】をご紹介していきますね。
Samsung Portable SSD T5
サイズ:74.0 × 57.3 × 10.5mm
重 量:51g
- 最大転送速度540MB/sの爆速SSD
- 超薄型・超軽量ボディでポータブル性抜群
- 最大2mからの落下にも耐える丈夫さ
- 暗号化可能でセキュリティ面もGood
- Mac・Windowsどちらでも使用可能な「exFAXフォーマット済」
- スタイリッシュなメタリックデザイン
- 製品に対する自信が伺える3年保証
- 容量は250・500GB、1TB・2TBで展開
- USB Type-Cポート対応
- USBケーブルが2本付属(Type-C用・Type-A用)
SSDのフォーマットに関する補足
- exFAX:Win・Macで読み込み・書き込みOK
- NTFS:Win読み込み・書き込みOK Macは読み込みのみ
- HFS+:Win使用不可 Macは読み込み・書き込みOK
【Samsung Portable SSD T5】は、SSDの中でも爆速の転送速度・ポータブル性抜群の万能SSDです。
名刺よりも小さいサイズ感でこの性能を出せるのはスゴすぎます!
▼【Samsung Portable SSD T5】のサイズ感(Samsung公式HPより引用)

最初からWin・Mac両方で使用できるのも大きいポイントですよね。
USBケーブルもType-C to C・Type-C to Aの2本付いてくるので、ポート規格の違うPCでもOKですし♪
ただ、本体のカラーリングは「250・500GB=ブルー」「1・2TB=ディープブラック」と、容量ごとに決まってしまっているのが少し残念、、、

カラーリングの件以外は「非の打ち所が無い万能SSD」です。価格がネックでないなら間違いなくおすすめできる商品ですね♪
▼【Samsung Portable SSD T5】「250GB・500GB ブルー」
▼【Samsung Portable SSD T5】「1TB・2TB ディープブラック」
ちなみに、最大転送速度が450MB/sでもよければMac Book シリーズの「スペースグレー」に合う【Samsung Portable SSD T3】という商品もあります。
転送速度以外は【Samsung Portable SSD T5】とさほど変わらないので、色にこだわりたい人にはお勧めです。
▼【Samsung Portable SSD T3】
WD MY PASSPORT SSD
サイズ:90 × 45 × 10mm
重 量:40.8g
- 最大転送速度515MB/sの爆速SSD
- 縦長の超小型・超軽量ボディでポータブル性抜群
- 最大1.98mからの落下にも耐える丈夫さ
- パスワード設定可・暗号化可能でセキュリティ面もGood
- Mac・Windowsどちらでも使用可能な「exFAXフォーマット済」
- 上下で質感を分けたスタイリッシュなデザイン
- 製品に対する自信が伺える3年保証
- 容量は256・512GB、1TBで展開
- USB Type-Cポート対応
- USBケーブルが2本付属(Type-C用・Type-A用)
【WD MY PASSPORT SSD】は、有名HDD・フラッシュメモリーメーカーWD(Western Digital=ウエスタンデジタル)が手掛けた超小型SSDです。
最大転送速度515MB/sと【Samsung Portable SSD T5】には若干及びませんが、それでも爆速ですw
※メーカー公式発表の転送速度は540MB/sになっています。
縦長のデザインは、私のように手の小さい人でも持ちやすいから安心ですね。
ただ、SSDボディー上部の黒い部分は、指紋が付きやすいのが残念。。。

【Samsung Portable SSD T5】と比べてもほとんどスペック上の違いが無い万能型SSDです。
デザインを比較して検討するのも良いかもしれませんね。
SanDisk エクストリームポータブルSSD
サイズ:96.2 × 49.55 × 8.85mm
重 量:38.9g
- 最大転送速度550MB/sの爆速SSD
- 縦長の超小型・超軽量ボディでポータブル性抜群
- 最大2mからの落下にも耐える丈夫さ
- IP55の防塵・防滴性能のタフボディ※
- パスワード設定可・暗号化可能でセキュリティ面もGood
- Mac・Windowsどちらでも使用可能な「exFAXフォーマット済」
- カラナビ等を付けられる空洞があるアウトドアデザイン
- 製品に対する自信が伺える3年保証
- 容量は250・500GB・1TB・2TBで展開
- USB Type-Cポート対応
- USBケーブルはType-C to CとType-A変換アダプタが付属
防塵=IP5X…機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の量の粉塵が内部に侵入しない
防滴=IP X5…あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない
となっています。
【SanDisk エクストリームポータブルSSD】は、耐衝撃・防塵・防滴がそろった怖ろしくタフなSSDです。
しかも【Samsung Portable SSD T5】より最大転送速度が早いんだから驚きですね!
IP55なので、外出先で使用する際、急な雨で多少濡れるくらいはOK。
ただ、完全に水の中に入れる事は想定されていない規格なので、そこだけ注意です。

転送速度も550MB/sという爆速です♪
『SSDをアウトドアで使用したい・タフなSSDが欲しい』という方には特におすすめですね。
BUFFALO SSD-PL480U3-BK/N
サイズ:115 × 76 × 11.5mm
重 量:110g
- SSDの中で群を抜いて安いコストメリット
- 最大転送速度340MB/sで一般的なHDDより3倍程度早い
- 製品1年保証付き
- 容量は120GB・240GB・480GB・960GBで展開
- 付属USBケーブルはType-AポートPC対応のみ
【BUFFALO SSD-PL480U3-BK/N】は、圧倒的な価格メリットを出しているSSDです。
ただ、気を付けなければならな注意点が2点あります。
BUFFALO SSD-PL480U3-BK/Nの注意点
- 購入時のフォーマットは「Macは読み込みオンリーの『NTFSフォーマット』」
- USBケーブルはType-AポートPC対応のみ
つまり、「Macで使用するなら再フォーマットが必要」・「Type-CポートのみのPCでは変換ケーブルが必要」という事ですね。

I-O DATA SSPH-UT480K/E
サイズ:80 × 80 × 15mm
重 量:55g
- SSDの中で群を抜いて安いコストメリット
- 最大転送速度350MB/sで一般的なHDDより3倍程度早い
- コンパクトなボディ
- 約1.2mからの落下試験に合格した強度
- 製品1年保証付き
- 容量は480GB・960GBで展開
- 付属USBケーブルはType-AポートPC対応のみ
【I-O DATA SSPH-UT480K/E】は、かなりコンパクトでなおかつコストパフォーマンスが高いSSDです。
商品写真は大きく見えますが、実際に手に取るとこんな感じでメチャクチャ小さいです。
▼I-O DATA SSPH-UT480K/Eのサイズ感(I-O DATA公式HPより引用)

出荷時のフォーマットは「NTFS」のため、「Macは読み込みのみ」という点は注意が必要ですね。

I-O DATA SSPH-UT480K/Eは「HDDよりも早い転送速度を求めているけど、コストは抑えたい」「コンパクトなSSDがいい」という方におすすめですね♪
G-DRIVE mobile SSD
サイズ:94.0 × 50.0 × 14.5mm
重 量:191g
- 最大転送速度560MB/sの爆速SSD
- 最大3mからの落下、約450kgの耐衝撃試験にも耐える丈夫さ
- 暗号化可能でセキュリティ面もGood
- IP67の防塵・防滴性能の信じられないタフボディ※1
- Macのみで使用可能な「HFS+フォーマット済」※2
- 製品に対する絶対的な自信の5年保証
- 容量は500GB・1TB・2TBで展開
- USB Type-Cポート対応
- USBケーブルが2本付属(Type-C用・Type-A用)
※1 防塵・防滴の定義【日本工業規格(JIS)抜粋】
- 防塵=IP6X…粉塵の侵入が完全に防護されている事 (最高等級です)
- 防滴=IP X7…水深15cm〜1mに30分間沈めても水の侵入がない事
※2 再フォーマットを行えばWindowsでも使用可能です
【G-DRIVE mobile SSD】は、今回紹介するSSDの中で「転送速度・耐衝撃性・防塵、防滴性能」の総合的な能力が『ナンバー1のキングオブSSD』です。
そもそも「水の中に入れても平気なSSD」なんて考えられませんよねw
これならどんなにタフに使用しても大丈夫そうです!(実際に水に沈める勇気はありませんが)
ただ、値段もキングクラスに高いので、費用対効果を考えて検討したいSSDです。

「メチャクチャハードにSSDを使用したい」「外で重大なデータ保存に使用したい」「所有欲を満たしたい」という方にはおすすめのSSDですね。
Transcend ESD350C
サイズ:96.5 × 53.6 × 12.5mm
重 量:87g
- 最大転送速度1,050MB/sの爆速SSD
- 米軍規格落下試験相当のテストで耐衝撃性を確認済
- 専用のデータ管理ソフトで暗号化・リストアができる
- Mac・Win両方とも使用可能な「exFATフォーマット済」
- 安心の3年保証あり
- 容量は240GB・480GB・960GBで展開
- USB Type-Cポート対応
- USBケーブルが2本付属(Type-C用・Type-A用)
【Transcend ESD350C】は、今回紹介した物の中で「最大転送速度が最速のSSD」です。

サイズも小さく、本体の設計+ラバーケースのおかげで耐衝撃性もGoodです。
バケモノ転送速度のおかげで、内部ストレージのようにストレスなく使用できるのが最高ですよ♪

コームズまとめ
今回は『おすすめの【外付けSSD(ソリッドステートドライブ)】「ポータブルタイプ編」』をご紹介しました。
HDDに比べて、SSDは機能も優秀ですが「価格」もそれなりにしますよね。
今回紹介した「各製品のおすすめポイント」を参考に、皆さんにとってベストなSSDを選んでいただければ幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
それではまた。
でも内部ストレージを増やすとスゴイお金がかかるんですよね、、、。