皆さんこんにちわ、コームズです。
私は子供の頃「春」という季節が大好きでした。
しかし、高校生の時位から「春=恐怖の季節」になったんです。
はい、皆さんお分かりかもしれませんが、原因は花粉症です。
発症するまでこんなにつらいものだとは全然思っていませんでした。
花粉症は小さい子供でも発症することがあるという話を聞いたため、
今回は子供の花粉症予防・大人の花粉症対策をテーマにしたいと思います。
目次
そもそも花粉症って何?花粉症のメカニズム
花粉症と言えばどんな症状が出るのかはすぐにイメージが付きますよね。
それだけ患者数が多いということなんでしょうけど。
ただ、どうしてくしゃみ・鼻水につながるのかは意外と忘れがち。
私は「何となく知ってる」けど「人に説明するとなるとそこまでの知識はないな」
という感じだったので、調べてみるとこんな感じの反応が体の中で起きているんですって。
[1]私たちの体は、“花粉”という異物(アレルゲン)が侵入するとまず、それを受け入れるかどうかを考えます。
[2]排除すると判断した場合、[3]体はこれと反応する物質をつくる仕組みをもっています。この物質を「IgE抗体」と呼びます。
[4]抗体ができた後、[5]再び花粉が体内に入ると、鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。
[6]その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、花粉をできる限り体外に放り出そうとします。
・・・そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、鼻づまりで中に入れないよう防御するなどの症状が出てくるのです。協和発酵キリン㈱さんの花粉症ナビページより引用:
http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/about/mechanism.html
簡単に言うと、「花粉症=異物を体に追い出すための自己防衛反応」なんですね。
花粉症になる人とならない人の差って何?
花粉症は、いきなり発症して症状が出るのではなく
[3]IgE抗体の量が一定水準に達した時、初めて発症・症状が出るんです。
なぜ花粉症を発症する人とそうでない人に分かれるのか
=IgE抗体を作りやすい体質かどうか ということになるんです。
これは 遺伝的に作りやすい方・生活環境・生活習慣によって変わるので、一概には言えないそうです。
ただ、花粉症の原因物質(代表的なのはスギ花粉)が多い所に住んでいる方は、必然的になりやすいと言えます。
ちなみに、公益財団法人全日本病院協会調べでは、現在日本人のおおよそ4分の1が花粉症なんです。
そりゃ花粉予報が出るわけですねw
子供が花粉症にならない為の対策
子供の花粉症発症率は「鼻アレルギー診察ガイドライン2016」によると
5~9歳で13.7%、10~19歳では31.4%
なんです。これは大人の発症率とほぼ変わらない数字!!
対策をしないと、小さい子供なのに
父「外に遊びに行こう!」
子「目かゆくなるし鼻水出るし嫌~」
父「う、う~ん」
なんて事態が起きるかも!?これ、無理に外で遊べっていえますか?
という事でできるだけ花粉症にならないよう、
対策方法を調べてみました。※絶対に発症しないというものではありません。
対策その1:体内に花粉を入れない
今までの話からすると、花粉(異物)が体内に入らなければ問題はないわけです。
全ては無理でも少し気を配るとその量はかなり減らすことができると思います。
具体的な対策方法はこんなものがあげられます
対策方法
- 花粉の季節は洗濯物を部屋干しで乾かす
- 空気清浄機・加湿器を設置
- ナイロンやポリエステルなど表面がツルツツした服・上着を着せる
- エアーマスクでマスク嫌いの子供にもマスク効果を
- 帰宅時には花粉を払い、手洗い・うがいと着替えを忘れずに
- 外出はできるだけ午前中にする(花粉は晴れて風の強い日の午後に飛散量が増える)
私は基本的に「子供を家から出さない」という選択肢は嫌いです。
なので、花粉の飛散が少ない午前中の外出を心がけるようにしています。
ただ、子供ってマスク嫌がるんですよね~。
仮にしていても途中で外してしまったり、あごに引っ掛けて「見て―」
このくだり、何度経験した事かw
困って調べていると、なんと最近は「スプレー式のエアーマスク」があるというではありませんか!科学の進歩はすごいですね~
これならお出かけ前に「シュッ」でOKなんです。
※使用できるのは3歳位からとの注意書きがあります。念のため使用前にパッチテストを行った方がいいと思います。
※スプレーする時は吸引しないように注意しましょう。
マスク程の効果が期待できるのかはわかりませんが、
無いよりはましでしょう。そして子供が嫌がったとしても一瞬ですし、
髪にも使用が可能なので頭に「シュッ」でもOKです。
対策その2:免疫力アップ
そもそも花粉を異物と認識するの1つの要因は、免疫力の低下だと言われています。
免疫力をUPさせ、花粉を異物と認識しない体づくりも大切なんですね。
その為に必要なことはこんなこと
- 腸内環境を整え、免疫力をUPしてくれる食事をとる
- 適度な運動&十分な睡眠で免疫力UP
1に該当するのはこんな食材です。
- ヨーグルト・チーズ・乳酸菌飲料などの発酵食材
- 大豆・玉ねぎ、はちみつなどのオリゴ糖を多く含む食材
- 海藻類・果物、オートミールなどの食物繊維を多く含む食材
※はちみつは1歳未満の子供には与えないようにしてください。「乳児ボツリヌス症」を引き起こすリスクがあります。消費者庁のHPには、1歳以上であれば問題ないと記載されています。
2.で紹介した適度な運動は、体中に栄養を巡らせ、
基礎代謝をUPさせて血行がよくなります。そうする事で基礎体温を適切に保つことができるんです。
一般に「体温が1度下がると免疫力は30%落ちる」と言われていますので、重要性が分かるかと思います。
また、免疫細胞は寝ている間に強化されるため、十分な睡眠は免疫力UPに重要なんです。
コームズまとめ
- 花粉症は異物を追い出す為の自己防衛機能
- 遺伝的に花粉症になりやすい体質・生活環境・生活習慣等、花粉症を発症する原因は様々
- 子供に花粉症を発症させない為にしっかり対策を実践しましょう
いかがだったでしょうか。
「花粉症だから外で遊べない」と子供に思わせないためにも、
親としてできることはやってあげたいものですね。
この記事が皆さんのお子さんの花粉症予防の助けになれば幸いです。
それではまた。